ニュース

製品・技術
2017年5月22日

「KURABO DENIM PRIME BLUE」から始まるブルーイノベーション
戦略商品「AQUATIC(アクアティック)」を販売開始


クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉)繊維事業部は、新しい価値の創造を追求した極上素材の総称ブランド「KURABO DENIM PRIME BLUE(クラボウデニム プライムブルー)」(注1)の中核を担う新しい戦略商品「AQUATIC(アクアティック)」の販売を本年6月より開始します。ブルーイノベーションから生まれた「AQUATIC(アクアティック)」は、本格デニムが持つビンテージ表現はそのままに、ホワイトアイテムとのコントラストを楽しめる商品です。

 525()から開催の「2018クラボウグループ繊維展」(注2)にて、素材と製品サンプルの展示提案を行います。

 

 

1.開発の背景

デニムは、製品洗い加工を行うと、年月を経たような独特の味わいのある表情を作り出すことができるファッション性の高い素材として広く親しまれています。これは生地が重なる縫い目や裾、着用時のシワ部分などがこすれて色落ちして白っぽく見えることによるもので、デニムの魅力の一つです。反面、雨などで濡れると色落ちし、乾いた状態でもこすれると他のものに色移りすることにつながるため、取り扱いが難しくデザインやアイテム展開も限定されていました。また、衣類以外のファッション雑貨やインテリア雑貨などへのニーズも高いものの、この色落ち・色移りに関する問題が大きいため採用を困難にしていました。

このニーズと課題に対し、デニム素材の開発・生産・販売に約半世紀の間携わってきたクラボウが、約3年の開発期間を経て次世代商品「AQUATIC(アクアティック)」を完成させました。

 

2.「AQUATIC(アクアティック)」について

「AQUATIC(アクアティック)」は、原料の選択から紡績、織布、染色・加工の全工程におけるクラボウの独自プロセス「AQUATIC METHOD(アクアティック メソッド)」により実現した新商品です。

濡れても色落ちしにくく、また乾いた状態でこすれても他素材へ色移りしにくいにもかかわらず、製品洗い加工を行うことで本格デニム特有のビンテージ表現も可能です。従来は難しかった、白いシャツや白いスニーカーなどホワイトアイテムとのコーディネートだけでなく、白色素材との組み合わせによる商品企画を可能にするなど、「AQUATIC(アクアティック)」はデザインに革新をもたらし、デニムという限られた世界観を新しいステージへと拡げます。

生産は、国内の自社工場である安城工場(紡績・織布)、徳島工場(染色・仕上加工)の一貫生産で行い、販売は「KURABO DENIM PRIME BLUE(クラボウデニム プライムブルー)」の新ラインアップとしてグローバルに展開し、ジャパンデニムの新しい価値として世界に提案してまいります。

 

3.用途および販売開始時期

(1)用途

・白色や淡色の素材との組み合わせをデザインに取り入れた製品展開

・メンズおよびレディースのトップス・ボトムスなど衣料全般

・靴や帽子、バッグなどのファッション雑貨

・カーテンやソファーカバーなどのインテリア雑貨 など

 

(2)販売開始:平成296月より

 

4.お問い合わせ先

クラボウ 繊維事業部 http://www.kurabo.co.jp/cotton

衣料貿易部 カジュアル課 担当:三谷

〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2-4-31

TEL:06-6266-5324 FAX06-6266-5204

 

以 上

 

(注1)「KURABO DENIM PRIME BLUE(クラボウデニム プライムブルー)」

「KURABO DENIM PRIME BLUE(クラボウデニム プライムブルー)」は、新しい価値の創造を追求した極上デニムの総称ブランドです。

日本の開発力・品質力と専門知識とを活かし、素材開発から素材提案までをワールドワイドに展開しています。

*(参考)関連のニュースリリース

平成281222日:「デニムの総称ブランド「KURABO DENIM PRIME BLUE」を新たに設定」

  http://www.kurabo.co.jp/news/newsrelease/20151222_1425.html

 

(注22018クラボウグループ繊維展

 開催日時:平成29525()26() 10時~17

 開催場所:時事通信ホール

      (住所)〒104-8178 東京都中央区銀座5-15-8