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2024年3月6日

高機能樹脂製品の生産能力増強に向けて
フッ素樹脂素材の生産設備を寝屋川工場に導入

 クラボウ(資本金 220億円、本社 大阪市中央区、社長 藤田晴哉)化成品事業部は、成長市場である半導体製造関連分野の拡大に向け、現在、2025年4月の操業開始を目指し、熊本事業所(熊本県菊池市)で新棟の建設に着手しています。
 今回の設備投資では、この高機能樹脂製品の製造に使用するフッ素樹脂素材の生産設備等を、寝屋川工場(大阪府寝屋川市)に新たに導入します。本年10月から順次操業を開始する予定で、このフッ素樹脂素材の供給能力拡大により、熊本事業所の新棟活用と合わせて、高機能樹脂製品の生産能力増強につなげてまいります。

1.寝屋川工場の設備投資について

 熊本事業所では、2012年から半導体製造装置に使用される高機能樹脂製品の営業・開発・生産を行っておりますが、今後も継続的な成長が見込まれる半導体市場での需要に対応するため、新棟を建設中で、2025年4月の操業開始を予定しています。高機能樹脂製品は、主に半導体製造装置やそれらに組み込まれる各種機器向けに使用されるため、非常に高い耐薬品性が求められ、販売数の約80%がフッ素樹脂製となっています。新棟の操業開始により生産能力を現状の2倍以上に増強することから、安定的に素材を調達するため、高機能樹脂製品に使われるフッ素樹脂素材の内製化を進めるとともに、生産の効率化を図ることといたしました。
 フッ素樹脂素材の内製化については、これまで熊本事業所で一部実施しておりましたが、今回の設備投資では、新たに寝屋川工場に大型プレス機と焼成炉などを導入するとともに、フッ素樹脂素材の生産を熊本事業所から寝屋川工場へ集約することで生産効率を向上し、供給量の拡大を図ってまいります。

neyagawa-f240306.jpg(化成品事業部 寝屋川工場)

IMG_0188.JPG(フッ素樹脂素材)

(1)寝屋川工場の概要
 ■場  所:大阪府寝屋川市
 ■竣  工:1962年11月
 ■生産品目:硬質ウレタン、合成木材、高機能樹脂製品

(2)設備投資の内容
 ■導入設備:1,000tプレス機、焼成炉、クリーンルームなど 
 ■投 資 額:約4億円
 ■操業開始:2024年10月(予定)

2.お問い合わせ先

 クラボウ 総務部 コーポレートコミュニケーション課 担当:山﨑
  〒541-8581 大阪市中央区久太郎町2-4-31  
  TEL:06-6266-5053 FAX:06-6266-5555 E-mail:[email protected]
  クラボウ コーポレートサイト https://www.kurabo.co.jp/   

以 上