以前は装置メーカーで今と同じ機械設計の仕事をしていました。やや特殊な分野だったこともあって業績が低迷し、将来に不安を感じたことが転職のきっかけです。10社ほど応募して他社でも面接などに進んでいったのですが、もっともレスポンスが早かったのがクラボウで、「必要とされている」ということを実感できたことが決め手の一つになりました。ほかにも、仕事内容が前職と近いのでスキルを発揮しやすいことやクラセンス（ロボット用高速3Dビジョンセンサー）などの高い技術に惹かれましたし、事業を多角的に展開しているので、会社として安定していると感じました。

私は医療系の機器や情報システムを提供する会社に勤めていたのですが、吸収合併や買収などで所属が何度も変わったので、次は自分の意志でキャリアを決めようと転職活動を始めました。私もI・Mさんと同じように、これまで携わってきた画像処理やソフトウェア開発の経験を活かしたいと考え、また、大阪出身なので関西企業であることを条件に探す中でクラボウに出会いました。画像処理の延長上で今後はAI関連にも力を入れていくということで、技術的なチャレンジができそうだと思ったことも大きかったですね。

私も常にキャリアアップする機会を探していました。前職では機械設計とロボットプログラミングの仕事をしていたのですが、プロダクトマネージャーとして世界を舞台に活躍することが目標なので、より幅広いスキルを身につけるために転職しました。クラボウに決めた理由は２つあって、１つは、様々な自動化製品を手掛けるグローバル企業であること。もう１つが、技術だけではなく営業やマネジメントにも携われること。総合的なアプローチで仕事をすることが成長や目標達成につながると思いました。

私の主な担当はロボットシステム案件です。お客様からいただいた仕様に対して構想設計や見積などを作成したり、クラボウでは自社で製作を行っていないため協力会社を開拓したり、営業や開発などの関連部署とやり取りをしたり。いわば橋渡し的役割です。

前職でも同じような業務をされていたということですが、何か違う点はありますか。

前の会社では設計から製作、現地立ち上げまで一貫して行っていましたし、長年の実績があるので決まり事が多かったんです。クラボウのロボットシステムはまだ立ち上がったばかりの事業なので「こうしませんか」という提案ができたり、やり方やルールを自由に決めたりすることができるので面白いですね。私が構想した案で受注可否が決まることも多々あるので責任重大で大変ですが、その分、やりがいがあります。

私はソフトウェア開発関連のリーダーとしてお客様の要望や仕様の取りまとめをするとともに、担当者の割り振りやスケジュール管理などを行っています。前職もほぼ同じような業務だったのですが、本格的なマネジメントは今回が始めてなので、日々の業務を通して学んでいるところです。最近は、ちょっと手が空いている時に開発の実現可能性の検討、いわゆるフィージビリティ・スタディに携わることがあって、それが面白いですね。

営業チームは製品ごとに担当が分かれているんですが、商品開発チームにはあらゆる製品の課題が集まってくる。その中で横断的にソフトウェアを担当するのがI・Sさんで、ハードウェアを担当するのが私、という形ですよね。

一つの製品や技術を深掘りするのではなく、浅く広くいろんなことに携わる今のポジションが自分には合っているなと感じます。C・Hさんは技術営業としてどんな動き方をしているんですか。

一言で言うと、営業メンバーと技術メンバーの「ブリッジ」です。担当している製品はクラセンスとマゼルスター（攪拌脱泡装置）で、単体で販売することもありますが、システムとして販売する場合は、お客様の技術やニーズをしっかり理解した上でカスタマイズする必要があります。お客様の工場や研究室をいかに効率的に自動化していくのか、前職で培った専門知識を活かしながらアイデア出しやコンセプトづくりを行っています。海外とのやりとりも多く、今後、中国、アメリカ、オーストラリアなどへの出張を予定しています。

入社してまだほんの数ヶ月なのに、すごく馴染んでいますよね（笑）。クラボウは外国籍の方にとって働きやすい会社なのでしょうか？

大学院や前職ではよく「日本のスタイルに合わせて」と言われたのですが、クラボウでは言われたことがありません。職場の人たちは積極的に英語を喋りますし、日本語で会議をする時はできるだけわかりやすい言葉を使って説明してくれるので、それが一番ありがたいですね。フレックスタイム制というのも働きやすさのポイントだと思います。